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「インフルエンザ・扁桃腺炎に板藍根(ばんらんこん)」抗ウイルス作用がある生薬のなかで、もっとも注目を浴びているものに板藍根(ばんらんこん)があります。中国では、インフルエンザや扁桃腺炎、耳下腺炎(おたふくかぜ)、帯状疱疹、肝炎などのウイルスが原因となる疾患の治療に欠かせない生薬として重宝されています。よく使われているのは、手軽に飲める砂糖が入った甘い味のエキス剤で、A型肝炎が大流行した時やSARS騒動の時には予防と治療に大活躍しました。
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本剤は安宮牛黄丸、局方至宝丹、紫雪の三処方から成ったものであり、これは《温病条弁》中の高熱、痙攣に優れた効果が現れる処方である。本剤は三処方共同の特徴を集めて、安神、解毒等の効果がある。
成分:生烏犀屑、生玳瑁屑、琥珀、朱砂、雄黄、龍脳、麝香、牛黄、安息香、銀箔、金箔など
安宮牛黄丸・紫雪丹・至宝丹は、いずれも高熱・意識障害・痙攣発作・筋肉攣縮に効果がある。この中では安宮牛黄丸が最も涼性で、次いで紫雪丹・至宝丹の順である。安宮牛黄丸は、感染性疾患で顕著な熱痰・意識もうろう状態に用い、強い解毒・去痰作用をもっている。紫雪丹は、高熱・筋攣縮・意識障害・煩躁などの熱閉に用い、その清熱鎮痙の効能を
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